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アンビリーバボー 8月15日 終戦記念日の話は良かった [テレビ番組の話題]

奇跡のアンビリーバボーが放送された8月15日は
ちょうど終戦記念日。

「収容所から来た遺書」はその日にふさわしいお話だった。

その話の主人公は
日本人捕虜として満州で捕らえられ
ハバロフスクにある強制収容所に送られ
終戦後もそこで強制労働を強いられて亡くなった
山本幡男(はたお)さん。

これだけ聞くと
シベリアに抑留された日本兵はたくさんいるので
なんで山本さんだけ取り上げられるんだろう
って不思議思うけど

山本さんの収容所の活動がアンビリーバボー!

当時強制収容所内では
日本語のメモを所持しているだけで
スパイ行為とみなされ、厳罰に処されるのに

あえてリスクを犯して
山本さんは収容所内で
定期的な俳句会を開催していたの!

日本人捕虜同士でも
ソ連に働きかけると日本に帰れる
という噂が流れていて、信頼関係を築くのが難しいのにだよ。

集まっているメンバーは
その会に生きる希望を見出して
山本さんは常にメンバーを勇気づけてくれた。

僅かな食事、マイナス30度にも及ぶ極寒のなか
長時間の強制労働。

誰が生きる望美を失くしてもおかしくない。

でも
山本さんのお陰で
「生きて帰る」という気持ちがでてきたからこそ
病気もせず倒れもせず頑張り続けられたんだろうね。

これだけでもじーんとくるよ。


終戦が来てもスターリンが死亡しても
ハバロフスク収容所の半数の日本人捕虜は帰国を許されない。

そんなとき
山本さんが、末期の咽頭がんということが判明。

これはひどい。
家族に会える日を信じて頑張ってきたのに。
運命の意地悪としか考えられない。


山本さんは覚悟を決めて
家族に当てて遺書を書き
その後すぐに亡くなってしまう。

そして後日
山本さんのノート15ページにも渡る遺書は
収容所の抜き打ち検査で発見され
没収されてしまったんだって。


ソ連!!
日本語ちゃんと勉強しろよっていいたくなるよ(泣)

どんな思いで山本さんが書いたのか…


でも
結果的に山本さんの"遺書"は山本さんの奥さんのところに届けられるんだけど
なぜなんだろう。

ここからがアンビリーバボー!

なんと
万が一のためにと考えた句会のメンバーが
それぞれパーツを担当して、山本さんの遺書を丸暗記したの。

一言一句間違いなく暗記して
それを紙に書き記す。


もしコレが見つかれば
遺書が届けられないどころか
自分も罰せられ、2度と日本に帰ることはできない
というリスクがあったし

いつ日本に帰れるかどうかという
見通しも全くわからない。

でも
何としてでも山本さんの遺書を日本に届ける
という一つの執念だよね、もう。

そのメンバーの命を賭けた行動で
メンバーが暗記して書き写した山本さんの遺書は
無事に奥さんのもとに届けられた。


山本さんがなんでここまで慕われ
記念碑まで建っているのか
その意味がやっとわかった。

この人の存在がなければ
強制労働で命を落としている人がもっと増えたかもしれないし
あの過酷な環境の中で
揺るぎない信頼関係なんて、絶対に築けないよね。

人間のこういう部分
忘れちゃいけないな、って思った。

あ~、久しぶりに感動したな。





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